2017/03/14

Cajamarca〜Lima 24日間1254kmの記録〈前〉〜Peru vol.3〜

アメニモマケズ
カゼニモマケズ

恐るべしPeruの山間部はえげつない急勾配に激しく曲がりくねった九十九折ばかり。
頂きから谷底まで落ちるように下って川に架かる橋を渡っては一気に1000mアップするような過酷なアップダウンが毎日のように僕達を試してくる。

それでも、少しずつでも
何があっても

自転車で前に進む
The Long and Winding Road


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2/13/2017 【Cajamarca→ 76.30km】


Los Baños del Incaの消防署から、実に11日振りのスタート!!


こんな感じに適当に止まって休憩したり


適当に野宿するのも久しぶり


感を取り戻すには、まだまだ時間が掛かるかな…。





2/14/2017 【→61.83km】


ガソスタで昼食を、と準備していたらジャガイモの差し入れ。


その後はCajabambaの路地にて久しぶりの演奏に


最近は旅で撮った写真を販売しているのだけれど、これが大好評!! 「日本語であなたの名前を書きます」とも言えば長蛇の列。





2/15/2017 【→46.63km】


出た〜。


近道だと信じていた道はそうではなかったと学んだ日…。





2/16/2017 【→Cachicadan 76.30km】


昨晩、雨の中何とか辿り着いた教会。


ふぅ〜、今日もスタートですか。


朝っぱらから2時間程掛けて上り切っては


ダート道に切り替えて目指すは温泉のある村へ!!





2/17/2017 【Cachicadanでひと休み】

温泉のあるこの村で、久しぶりの走行で患った筋肉痛をゆっくり癒そうと思っていたのも束の間、Shizukaの自転車前輪ブレーキ調整に一日を費やすことに。
問題はブレーキシューやケーブル交換とかそんな類では無く非常に深刻。フレーム、リム、ブレーキパッドにブレーキパーツの各々が歪んでしまってはどんなに工夫してみてもタイヤとブレーキが上手くハマらない。
一時は走行不可能と判断し、ここから自転車屋が簡単に見つかるであろう沿岸のtrujilloへのバス移動を決断した後も根気強く粘っては、最終的には僕のブレーキパーツ自体とそっくりそのまま交換調整して何とか明日の出発に間に合わせることに成功。

バスになんか乗りたくない。
何が何でも自転車で進みたいんだ!





2/18/2017 【Cachicadan→El Alto 54.58km】


重たい泥道だけれど


自転車で走れる喜び!!









2/19/2017 【El Alto→Pallasca 34.82km】


下に見える川迄降りて、あの山をグネグネ這っている道の上る。







2/20/2017 【Pallasca→Tauca 58.41km】


寝床を提供してくれたPallasca交番前で朝のコーヒータイム。











2/21/2017 【Tauca→117.90km】




昨晩、街に入る手前で声を掛けてくれてはベッドを貸してくれたJorgeさん。つくづくラッキーである。


標高を一気に4300mから700mまで一瞬で下げる圧巻の下り坂。








その後は谷底で崖と川に挟まれた怒涛のトンネルゾーンへ。まったくPeruの道は難関ばかり!!





2/22/2017 【→Caraz 66.25km】

この後のHuazcaran国立公園"横断"に備えて3日間休養。


2/24/2017 【Caraz→ Humacchuco 31.48km】







2/25/2017【Humacchuco→Laguna Llanganuco横 14.71km】


いよいよHuascaran国立公園へ







標高を4000mに上げ、到着後は交渉の末に小屋の空き部屋を借りられることに。これは明日の朝も早く出発出来るしデカい!!





2/26/2017【Laguna Llanganuco横→Yanama 51.12km】

標高4000mの湖付近から4713m迄上がるこのルートは、僕のたっての希望であった。Shizukaの事を想うとある種の賭けだったかもしれないが、彼女の意見も聞きながら立てた計画はここまで順調に進みこの日を迎えた。

しかし終わった今は達成感以上に、改めて色々と考えさせられる一日となった。

道は険しく、彼女に笑顔は無かったからだ。
事は僕の思い通りにはいかなかった。

2人は

Shizukaは自分の理想や将来像それに伴う難題に対して、どれほどの強靭な精神と肉体を持ってして挑めるのかを問われている。

僕は、そんな彼女をどこまでサポート出来るのかを問われている。

どこで何をしようが関係無い。
日はまた昇り、日々は積み重ねられていく。



















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