◆ここまでのあらすじ◆
三蔵法師(Shizuka)は孫悟空(tomoki)と猪八戒(Lalo)と沙悟浄(Immo)と白馬(Hannes)と共に天竺(norte argentina)へお経を取りに自転車を漕ぎ始めました。
しかし道中で猪八戒は膝を痛めてしまい、白馬は道草を食ってばかりの一行に贄を切らしては沙悟浄を引き連れて先に行ってしまいました。
エクアドルに入り早9日目というのに、一行は未だ100km程南下しただけで白馬と沙悟浄との差は広まる一方なのでした。
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朝8時。
スタートして100mも走らない内に、Mexico出身の猪八戒は突然自転車を降りては包丁を片手にガードレールを跨ぎました。
猪八戒「あ〜オカシイったらありゃしないでしょお師匠さんよ?どうしてEcuadorではNopalesを食べないんでしょうなぁ。」
猪八戒「豊富な繊維質とミネラル・ビタミンを含む"食べるサボテン"を"食べない"っていうのは、とんだ捻くれ者でっせお師匠さん、ねぇ!?」
三蔵法師「早く行こ〜よ〜!!」
悟空「沙悟浄と白馬って誰だっけか。」
お昼過ぎ。一行はOtavaloという街に到着しました。
三蔵法師「沙悟浄達とは何里離れてしまったのでしょう。」
悟空&猪八戒「そんなことよりよ、スーパーの前でパンを売っているお方が何だか俺たちを呼んでるぜ。自転車を持ってら。」
「僕ん家に泊まっていきなさい」だってよお師匠さん!!
ArgentinaからEcuadorの小さな家に越してきて、全粒粉パンを作って生活しているCarlosは一行を自宅に招いてくれたのでした。
此処を基地にしては猪八戒はパン作りに勤しみ、
悟空は連日のように街中至る処でキィキィキイキィ鳴き廻り、
三蔵法師はというとそんな二人に気が病んだのか、はたまたプールの水が冷たかったのかして風邪を引いては1週間寝込んでしまったのでした。
日本語を勉強する猪八戒
三蔵法師の体調も回復し、この街を出発したのは到着してから9日後のことでした。病み上がりの三蔵法師を待っていたのはmitad del mundo(赤道通過地点に位置する村)に繋がる険しく長い登り道でした。
明日も上るんすかね…。
朝ご飯食べて直ぐに上り坂ってのは身体にどうなんですかねお師匠さん…。
でででで〜ん
まあ、楽ではないですけれど
辛いことばかりでもないでしょう。
2016.11.22〜12.02迄
2016/12/06
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