2016/12/20

旅は道連れ自転車で"番外編" 〜Muchisimas Gracias Eduardo!! 彼は3月から日本で頑張ります〜








9月上旬、僕達は大都市Mexico Cityに入る手前で計画を練っていた。

TeotihuacanやEstadio Aztecaなど見所多々とはいえ、ラテンアメリカ最大の都市のド真ん中をフル装備の自転車で走行するのは気が引ける。だから都心から少し離れたトコロで僕達を迎えてくれる人はおらんだろうかと企だては、Duchas Calientes(Warmshowers )でたまたまEduardo(Lalo)のプロフィールを見つけて連絡してみたのが彼と知り合うきっかけとなった。














彼はそんな様子は僕達に一切見せなかったけれど、本当に人生の苦しい時期の真っ只中に居た。

最愛のお母さんは3年の闘病生活の末に半年前に他界。

お父さんとお兄ちゃんだけでなく他の親戚達まで看病はLaloに任せっきりだったというし、当時唯一の心の支えであったとも言える恋人は仕事を辞めて看病に専念する彼を理解出来ず離れていったという。

Laloの支えも実らずお母さんは去り、そして彼は絶望の淵に突き落とされながらも考えなければいけなかった。

これからどうやって生きていけば良いのかと。









どうしてか、元々日本に興味を持っていてた彼は思い切ってJICAの国際協力プログラムに応募してみた。

そして自転車旅行も良いなと思い始めた。
こんな家にもう未練なんか無いしとにかく何処かへ行ってしまいたい。なんだか自転車で旅している人達も結構居るみたいでそんな感じに放浪するのも悪くないよなと、何となくDuchas Calientes(Warmshowers )に自分のプロフィールを載っけてみたのが数ヶ月前のこと。そんな彼に初めて連絡してきた自転車乗りが日本人の僕達だっていうのだから面白いもんである。



僕達は彼の家に図々しくお邪魔しただけだったけれど、知らず知らずの内に彼の背中を押していたようだ。

彼の家を出るとき僕達は彼と一緒3人だった。






それでも道中にMexicoの味が恋しくなってはtacos作りに没頭するLalo























約3ヶ月も一緒に居たから色んなことがあったけれど、とにかくEcuadorの首都に着いた時にJICAが彼に日本行きのチケットをプレゼントしたのを知ったときは最高だったね。

これから日本で何が君を待ってるのか僕達も楽しみだよ。




今度会う時は日本語で喋ろうって約束したんだ。
















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