2014/08/04
弓場農場 vol.2
にわとり小屋で卵をいただく。
まだほんのり生温かい卵。手のひらいっぱいに"命"を感じる。
日曜日は唯一のお休み。
洗濯をしたり、本を読んだり、おのおのが持つ技術を伝え合ったり。
マクラメを教えてもらった。初めての作品。
14時からのカフェも、至福のひととき。
ある日はとうもろこしを片手に、釣りに行く。
時にはアトリエとなり。
そのむこうではそれぞれの音を奏でて。
音楽、絵画、バレエ、多彩な芸術に囲まれて過ごした3週間。
耕作もまた立派な芸術のひとつ。
出発直前のこと。
「しずか、ともき、食べていきな〜!」
マンジョッカのでんぷんで作ったポンデケージョ。
絶対食べれないと思ってたのに、わざわざ出発の日に間に合わせて作ってくれた。
おにぎり、焼きたてパン、ケーキ、デコポン、おくら…。
たくさんの手土産をいただき、日本の文化が残る弓場農場を後にしました。
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弓場農場
http://brasil-ya.com/yuba/
"耕し、祈り、芸術する"ことを心に、1935年にブラジル移民した方々が築き上げた、日系農場コミュニティ。
旅人は、山の一員としてお手伝いして働くかわりに、寝床・食事を提供していただけます。
2014/08/01
弓場農場 vol.1
W杯決勝戦はSão Pauloの有名なサッカーbar、São Cristovãoにて。
余韻に浸る間もなく、夜行バスで約600km離れたMirandpolisの弓場農場に到着。
立派な案内人、ユキちゃんとお散歩。
弓場に成る木や花の知識を分けてもらう。
赤土の大地を裸足で感じ、走り回る子どもたち。
お祈りから始まる朝6時。
トラックの荷台に揺られながら畑へ。
朝焼けに染まる横顔。
まっすぐでいて華麗な曲線を描き立派に育つオクラを摘み。
グァバを守るため、ひとつひとつ丁寧にカバーを掛ける。
実家を思い出させてくれる、薪の良い香りがする大きなかまどで。
採れたグァバやマンゴーでジャムを作ったり、
マンジョッカからでんぷんを作ったり。
老若男女問わず、みんな汗だくになりながらそれぞれの仕事をする。
畑で採れた新鮮な野菜やお肉で、山のお母さんやお姉さんがつくってくれるご馳走に、
感謝の気持ちを祈りながらお腹いっぱいに味わい。
夜は満天の星空を眺め、オクラの成長を祈りながら眠りにつく日々。
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弓場農場
http://brasil-ya.com/yuba/
"耕し、祈り、芸術する"ことを心に、1935年ブラジルに移民した方々が築き上げた、日系農場コミュニティ。
旅人は、山の一員としてお手伝いして働くかわりに、寝床・食事を提供していただけます。