2014/04/21

卒業。

約7年勤めた職場を、4月20日(大安)をもって卒業しました。





どんより雲が漂う真夏のあの日。
偶然見つけたスタッフ募集の貼り紙。
自分の憧れてきたデザインのお仕事。
いざ扉を開けてみたら、一瞬にして妹さんのあの瞳に惹き込まれて。
少年みたいな社長の笑顔に魅了されて。
あれよあれよという間に、お店の自転車のカギを片手に。笑
翌日から出勤する約束を交わした。
嬉し涙で前がかすれながらも、自転車で走り抜ける奈良の街。
いつの間にか、スッキリした青空が広がってて。
きっと良い方向へ向かってる。


そう確信したのは、もう7年前のこと。
嗚呼。なんだかついこないだのことみたい。


家族経営のアットホームな職場。
自分が好きなデザインというルーツを通して、疎かったファッションにもみるみるうちにのめり込んでった。
新しいことの連続で、刺激的な日々。
奉仕&ハングリー精神を兼ね備えたような、ストイックな人たちに囲まれて。
此処なら絶対成長できる。
やっと見つけた、自分の居場所。

偶然迷い込んだ自分を拾ってもらった。
常にそんな風に考えてたから、どうしたら恩返しできるかな?
どうすれば皆にもっと近づける?少しは近づけてる?
ちょっとは貢献できてたらいいな。
なんて自問自答を繰り返しながら過ごした日々。

デザインやファッション、経営のノウハウはもちろん。
決して仕事だけじゃなく、家族や人生について教わったことは数えきれず。
父親が倒れたときも、知基との結婚が決まったときも。
心の底から祝福してもらい、時にはいっぱい心配かけてしまった。
まるで本当の家族みたいに。
心温かくて人情に溢れた人たちばかりで。
ヒトとして本来在るべき姿というか。
本物の愛に満ちた空間でした。

辞める覚悟をしてからも、なかなか次の人材が見つからん期間が続いたけれど。
絶対に理想のヒトと出逢える、きっと大丈夫。
そんな不思議な確信が何処かに在って。

そしたら、ほんまに突然現れてくれた救世主。
あの頃の自分と重ねてしまうくらい。
不安なんて要素をかき消すほどに、純粋で期待に満ちてキラキラしてる。
デザインの仕事に、此処の環境に魅了された、同じ情熱に溢れた同志。


やっと、行ってもいいよ、って。
そう言ってもらえてるような気がした。


最後の最後までたくさんの心配をかけてしまったけれど。
職場で学ばせてもらったことは、相当な自信となりました。
これからの旅に、これからの自分たちの人生にきっと繋がってく。
そう信じてます。

あの場所で出逢って下さった人たちすべてに、ただただ感謝です。
ありがとうございました。


直感に従いアクションを起こしてみたら
自然と良い方向へ流れてく。
そして己を信じて願い続ければ、必ず叶うんだ。


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