
にわとり小屋で卵をいただく。

まだほんのり生温かい卵。手のひらいっぱいに"命"を感じる。

日曜日は唯一のお休み。

洗濯をしたり、本を読んだり、おのおのが持つ技術を伝え合ったり。

マクラメを教えてもらった。初めての作品。

14時からのカフェも、至福のひととき。

ある日はとうもろこしを片手に、釣りに行く。

時にはアトリエとなり。

そのむこうではそれぞれの音を奏でて。

音楽、絵画、バレエ、多彩な芸術に囲まれて過ごした3週間。

耕作もまた立派な芸術のひとつ。

出発直前のこと。
「しずか、ともき、食べていきな〜!」
マンジョッカのでんぷんで作ったポンデケージョ。
絶対食べれないと思ってたのに、わざわざ出発の日に間に合わせて作ってくれた。
おにぎり、焼きたてパン、ケーキ、デコポン、おくら…。
たくさんの手土産をいただき、日本の文化が残る弓場農場を後にしました。
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弓場農場
http://brasil-ya.com/yuba/
"耕し、祈り、芸術する"ことを心に、1935年にブラジル移民した方々が築き上げた、日系農場コミュニティ。
旅人は、山の一員としてお手伝いして働くかわりに、寝床・食事を提供していただけます。