2017/03/14

ごめんなさいHuari 〜Peru vol.5〜

一緒に旅していた犬のHuariが車に轢かれて死んでしまった。
3/10、道の途中で自転車を留め休憩しようとした際に、Huariも少しカゴの外でのびのびさせようと自転車から降ろした。その直後に浜風がその辺に落ちていたビニールのゴミ袋を巻き上げてHuariはそれを追いかけて道路に飛び出してしまった。

一瞬の出来事だった。
例え一瞬でも、何も分からない幼き子から目を放してしまった僕達の責任だった。しかも車が勢い良く走っている道端で。

僕達が、殺してしまったのだと認識している。

Huariが僕達のテントに潜り込んできた日から最期の日まで僅か11日間だったというのに、彼女は僕達の旅の目的や、感情や目線といった全てを変える存在となっていた。旅が今迄で最も面白くなってきていた。
彼女に逢う為にここまでやって来たのかもしれない。
だから彼女を失った今、世界はまた変わって見えてしまう。

家族を持つことは人生の喜びも責任も増すんだ、ということを今更ながら気付かされた。
未だにそのことを分かっていなかった。

何て取り返しのつかないことをしてしまったのだろう。
もっともっと一緒に居たかった。
本当にごめんなさいHuari。















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